これからの未来について考えてみませんか?
こんにちは!いつものえがおの玉手箱ブログをお読みいただき誠にありがとうございます。
今日は、普段の様子ではなく、「将来の生活」についてお話をします。
皆さんは“ショートステイ”(短期入所)をご存じでしょうか?これは、自宅で暮らす障がいを持つ方が短い期間に限って施設へ入所するサービスです。

例えば、家族の誰かが倒れ急に入院した時、冠婚葬祭などどうしても一緒に連れていけない時。また家族にもお休みの必要な時、そして未来を見越して親から離れる経験をさせたいときなど色々な場面が思い浮かばれると思います。
そんな時に利用できる場所としてショートステイがあるのですが、現在ショートステイを行っている事業所は限られており、なかなか予約が取りにくいのが実情だったりします。その原因の一つとしてロンショート問題があげられます。
ロングショートとは、例えば両親の高齢化により、自宅で世話をすることが難しくなったケースや、問題行動により自宅で過ごすことが難しい、両親の他界等が理由として挙げられます。
ロングショートの状態に置かれた人たちは、鞄一つで数か所の事業所を行ったり来たりしているのです。
A事業所で目を覚ます→日中は作業所で仕事をする→帰りはB事業所へ…
といった生活を繰り替えしている状態です。
なぜ、このようなことが起こっているのか。それは入所施設やグループホーム、ケアホームが不足しているからです。

入所施設やホームは空きが埋まればなかなか次の空きが出ず、出たとしても1つの枠に100倍や1000倍の応募があったりします。親が他界した等優先度も関係したりと簡単に入れるものでもありません。入れても他府県だったりすることも多いと聞きます。
この状況になっている背景は、国が入所施設を新しく作らない(補助金を出さない)方針を固め、地域の人たちや地域の環境(ホームやヘルパーさんの利用など)で暮らしてくださいという方針へ転換をしていったからです。
では、ホームは今後、増えるのか?ホームを建てるための補助金も年間の件数が決まっており、事業所の負担が大きく、運営が安定するまで時間がかかてしまいます。このような状態からロングショートに置かれている人達は、行くあてもなく鞄一つで事業所を行き来し、自分の安定した生活を待っているわけです。
そのため、本来のショートステイの使い方とは違う使い方を余儀なくされている方が増えてきており、なかなか予約も取りにくい状態だったりします。
10年後、20年後先がどのように変化していくのかはまだわかりませんが、今の障がいを持つ方の暮らしの場はこのような感じです。
「まだ将来のことを考えるのは早い」と思うかもしれませんが、子どもたちのために今のうちから動いていければ将来も安心して過ごせます。

えがおの玉手箱のスタッフには、将来の進路についても相談できるスタッフがおります。少しでも何か不安や疑問に思われたらすぐにご連絡ください。一緒に子どもたちの未来に向けて考え成長を喜び、将来活躍できるようにお話をしていきましょう。
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