言い換えて伝えることについて
こんにちはいつもえがおの玉手箱のブログをお読みいただき誠にありがとうございます。施設長の嶋内です。
個人的な話なのですが、私は昔からクレヨンしんちゃんが好きです。
小さいときはおバカな笑いが好きでしたが、大人になり視点が変わると、
笑えるところもあれば家族の愛情や友情の大切さ等、本当に色々心に響くアニメなんだと感じるようになりました。
そのクレヨンしんちゃんのオープニングテーマの中で「ダメダメのうた」というのがあります。歌の歌詞の一部を抜粋して今日の話をしたいと思います。
「♪~(ダメダメ) ダメダメ大人は何でもダメダメ ダメダメダメ…
ほらまたしんちゃんダメダメ こーしなきゃダメダメ ダメ…
みんなと同じなんて ヤなのに ダメダメダメ…
間違いだらけのダメダメ攻撃 「言うこと聞きなさ~い!!」
子どものときはテンポがいい曲で楽しく好きだなと思っていました。大人になって改めて歌詞を見ると、すごい深い曲なんだと感慨深くなります。
よく、廊下を走っている子どもを見たとき「こら!廊下を走らない!」と言ってしまいがちだと思います。普通の子どもでもそうですが、ASDの子どもの中ではこんな感じに頭の中で考えてしまいます。

言葉の通り受け取ってしまいがちなので、ダメと言われた行動に対して適切な行動を想像して行動することが難しいのです。
また行動を否定されたという思いだけが心に残ってしまい、自分を否定されたと感じ自己嫌悪に陥ることもあります。
達成感を感じることができず、失敗体験が増えてしまいどんどん負のスパイラルに陥ってしまうことも…。
しかし、こう伝えることはできませんか?
「廊下は歩きましょう」と。
否定することなく、正しい行動を伝えることで子どもが行動してくれれば何をすればいいのかわかりやすく伝わります。
子ども達にとっても正しい行動を理解することにも繋がりますし、その行動をして褒めてもらえたらそれが成功体験になり、
より適切な行動をして褒められたいという意欲にもつながります。
言い方を変えることつまり、視点を変えて物事をとらえることを「リフレーミング」と言います。
何気ない一言でも、行動を肯定的にとらえ、わかりやすく伝えることは非常に療育を行っていくうえで大事なことです。
言い換えの方法については色々なホームページにもあがっています。良ければ参考にしてみてくださいね。
今度は成功体験を積んだ後のことについて、お話をしていこうと思います。
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