自閉症スペクトラムについて

こんにちはいつもえがおの玉手箱のブログをお読みいただき誠にありがとうございます。

最近よく、幼稚園や保育園、学校等で自閉症スペクトラムについて話すことが多くなってきました。「うちの子自閉症なのかな?」「そもそも自閉症って病気なの?」という質問が保護者の方や周囲の方からも聞かれる機会が増えてきているような感じがします。

今日は「自閉症スペクトラム」とは一体何なのかについて簡単にですがお話をしていきます。

「自閉スペクトラム症(Autism Spectrum Disorder: ASD)」は、人との関わり方が苦手であったり・強いこだわりもつといった特徴をもつ発達障がいの一つです。

自閉スペクトラム症が疑われるお子さんには、次のような特徴がみられます。

・視線が合わないか、合っても共感的でない

・表情が乏しい、または不自然

・名前を呼んでも振り向かない

・人見知りしない、親の後追いをしない

・ひとりごとが多い、人の言ったことをオウム返しする

・親が「見てごらん」と指さしてもなかなかそちらを見ない

・抱っこや触られるのを嫌がる

・一人遊びが多い、ごっこ遊びを好まない

・食べ物の好き嫌いが強い

・欲しいものを「あれとって」と言葉や身振りで伝えずに、親の手をつかんで連れて行って示す など(こころの健康情報局 すまいるナビゲーターより)

必ずしも全て該当するわけではありませんが、特徴的なこととして上記のことが挙げられます。

自閉症スペクトラムの原因として昔は「親の愛情が足りないからだ」「しつけがなっていないからだ」と周りから言われ、悩む親御さんも多くいらっしゃいました。しかし、そうではありません。自閉スペクトラム症になるのか、その原因はまだわかっていませんが、生まれつきの脳機能の異常によるものと考えられています。

人との関わりが苦手であれば、「あの子なんか変」とか「一緒に遊んでも楽しくない」と思われたり「どうしてわかってくれないの?」と叱られたりと理解されない状態が続いて行ってしまうことも多くあります。自分のことをわかってもらえない、気づいてもらえないことは子どもにとっていや大人にとってもですが非常につらいことですよね。

しかし、本当はわかっているんです。気づいているんです。

目が合わなくても話はしっかり聞いている。逆に目を合わせることを意識しすぎると話が全く頭に入ってこない。人と関わることが気づいたら楽しいと思える。

でもどうやって人と遊んでいいのか関わっていいのかわからないから一人遊びを続けてしまうなどなど。

一人一人、本当はわかっていることが伝わりにくいから勘違いされてしまうということが多くあるなと子どもたちと関わっていてよく感じられます。

えがおの玉手箱では、普通の子に合わせるのではなく一人一人が持っている特徴をくまなく分析し、よりよい関わり方ができるように支援を進めていっています。表現の方法をしっかり小集団の中で学び、身につけていくこと。この考えをモットーとしています。

そして、焦らず、ゆっくりでもいい。小さな階段を一つ一つ登っていけるように楽しみながら成長できるよう常に心掛け子どもたちと接しています。普段の関わりについてはインスタグラムブログをご覧いただければ幸いです。

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電話番号06-6654-7261 担当:嶋内・井上まで

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